商売繁盛の秘訣

三越の創業者 日々翁助氏の著書

「商売繁盛の秘訣」にて




今日の言葉


「法売り店経営の秘訣は他になし、

 すなわち自他共利にあり、

 己を利せんとせばまず人を利し、

 己を達せんとすれば人を達せしめよ。

 これ商売の秘訣なり」




たったこれだけのことなんですが、難しいですね。
古くからの名言はシンプルです。


色々見積もりなどプライシングで悩ましい今日この頃。


何事も先ずは人を利せよ。
という気持ちを忘れたくないものです。


しかしながら、
安く売ることは、刹那的にはお客様の喜ぶ行為ですが、
長期的な観点では、僭越ながら必ずしもお客様の利益にならないこともあります。


まさに、「適正利益」という言葉の追及が難しいです。


長期的にサービスを提供する以上は、
つぶれてしまってはお客様に対して多大な迷惑をおかけします。


かつて、私も近所の家電量販店が倒産し、
そのアフターサービスが無効になったり、不利益をこうむったものです。


適正な利益の算出は難しいですが、
これは販売者の責任であり、仕事であるので、サボるわけにはいきませんね。


プライシングで悩むのも事業者の義務なのでしょうか。



とにかく、
共存共栄。これがキーワードですね。
そして、それをするにはまず「人を利せよ」というところでしょうか。



私も「先ずは与える」とはよく諸先輩方にも言われる言葉です。



肝に銘じ、実行を旨としたいと思います。