商売するならB2CよりB2B。でも・・・

私は主にB2Cの商売に関わっていました。


一言で言えば、薄利多売の商売を良くしていたのです。
(実際に薄利ではないけど、商品単価は数百円〜数万円程度なので、多売の必要はあります)


これは、お客様のレスポンスも十分に感じられるし、細かいケアなどは自分でいうのも恐縮ながら得意な方かな…
と思っています。
また、販路の拡大や、企画、メディア誘致(ブランディング)なども一定の成果は自身があります。



でも、商売って言うのは、儲けることが肝要です。

「苦労して儲かるのは当たり前」「いかに楽して儲けるか」が商人冥利につきます。


ということで、別にサボるつもりはありませんが、いかにアイディアで少ない労力で稼げるか?を考えるようにしています。



すると、

やはり、B2Cと言う商売は、単価設定上、多売が一つのキーワードになりますので、
それなりに労力を使います。


それに比べ、単価規模が桁違いになるB2Bビジネスは数百万以上の取引が頻繁になる場所なので、売上の飛躍を狙うにはもってこいの場所です。


ただ、単純にB2Cとの比較はできません。
B2Bとは言え担当者が人であるので、義理・人情・浪花節とB2Cの交渉術やサービス精神が意外と活かされるものではありますが、また、調整、ネゴシエーションなど違うノウハウが必要になります。


でも、一度あたれば、儲かるのです。



私も、ネットコンサルトしてクライアントの事業を見ますが、業績の低いところや、新興でこれから業績拡大を目指すところなどは、元々B2B商品をB2Cにターゲットを移行し、パイを取りに行きます。

これは、大手資本はB2Bで十分利益体質なので、わざわざB2Cという少ないパイを新たに人を配置してやるよりは、
法人営業を強化するという手段をとるため、B2Cの領域は、エアポケットとなります。



いわゆるニッチポイントです。



参入しても利益がそれほどではないので参入しないと言う領域。
そして、そこが、B2Cだったりすることは良くあるのです。


逆に儲かっている会社はB2Bから、B2Cに参入するということは余りしません。
する必要がないからです。


今儲かっているのに、無理して、苦労して、少ない利益を取りに行こうとはしないのです。
そこには、本業のB2Bがおろそかになる。との考えもあるのでしょう。


そのような企業にとっては、商売の主軸はあくまで、B2B。B2Cは余り眼中にされない領域なのです。
それはそうです。


数百万でぼんぼん取引している商品が、苦労して苦労して、数十万の通販である主婦に売れた…といっても
そんな割の合わない商売はないな。と思ってしまうのも無理な話です。


わたしも、以前食品通販をしていたとき、ある法人のお歳暮を受注し、数千円を細かく刻んで積み重ねた売上が、
一度の注文で一気に数万円振込まれたときには、何か、商売ってこういう風にやるのか?と自問した経験がありますから。


商売ですから、一概には言えない所ではありますが、対象を私人から法人に移行する方法は考えたいものです。


そして、それは事業の飛躍のきっかけになるでしょう。



そして、実はB2B以上のインパクトのある対象があるのです。


それは


「B2P」


Pとは、PUBLIC。すなわち、国・自治体です。



法人営業以上に、国・自治体をターゲットとする商売は売上インパクトがあります。
今私はそのノウハウも、吸収しているところです。



国・自治体は色々な領域を持っています。大抵の業種に関係するところはあるはずです。



ただ、
やり方がわからない。
既存の利権が強固で入り込めない。


など、楽な道ではないでしょう。


それがすなわち、粗利の高さを物語る気もしますが、何とかそこにコミットするにはどうするかを
ある事業を通じて研究しています。


人生は一生勉強。ブレイクスルーポイントを掴むまでは、色々やってみたいと思います。