「イコール」と「フェア」

今日の言葉



「『イコール』と『フェア』」




これはサービスの提供において大切とする指標です。
特にえこひいきをするサービスでは必ずされています。

例えば、
・カード会社
・航空会社
・ホテル
・キャバクラ
などなど



「イコール」とは、全てのお客様に同じレベルのサービスを提供する。
というもの



それはそれでぜんぜんおかしくないし、むしろそうあるべき。
ではあるのですが、
顧客を差別化してサービスを提供することは商売上非常にメリットがあるのです。



それは80対20の法則のように、
上客の20%のお客様が、店の売上全体の80%を占める。
ということがありえるからです。



商売は経済活動であります。
経済活動である以上、少ないリスクで大きいリターンを志向するもの。


つまり、上客にサービスを集中することで、効率的に売上の80%を作り出す。
というもの。



そして、この考えは「イコール」ではなく、「フェア」という考えに根付くものです。


「イコール」がお客様へのサービスレベルをある意味画一的に均等にするのに比べ。
「フェア」とはお客様の利用頻度・額などお店への貢献(?)度により、
サービス差を持たせるというものです。



お客様の利用するボリュームは皆同じレベルではないので、
現実的に考えると、受けた利益分だけサービスをするという「フェア」の方が
「イコール」以上に「イコール」で公平な気がします。



もちろん、その差別は、
えこひいきされている人に対して「これは特別なサービスだ」と、
感じさせることは結構なことですが、えこひいきされていない人に、
「サービス水準を下回るサービスだ」と思わせてはいけません。



そこは、商売人の器量が試されるところです。



最低限のサービスを保ちつつ、商売の原則に従い、
お客様に気持ちよくサービスを利用していただく。


全てはこのためにあるのだと思いますので。



この辺は、人の振り見て我が振りなおせ。日々勉強ですな。




ということで。




あ、そうそう、今年の秋、いのしし狩に同伴させてもらえそうな電話が
昨日ありました。ちょっと大変そうだけど、楽しみですな…


今年は、ジビエが楽しめると良いです。