ヤフーとイーベイ提携のチャンス(初心者向け)小話

ヤフーとイーベイが提携するらしい。




イーベイは世界最大のネットオークションサイトで、いわばヤフオクの世界標準版だ。
そのイーベイ実は90年代にNECがパートナーとなって日本に参入した経緯があった。

その時は、泣かず飛ばずで、後に立ち上げられたヤフオクの一人勝ちを許してしまった。

詳しい説明は省略するが、NECのコマーシャル等のイーベイ政策がイマイチだったと後の人は分析
している。

当時、イーベイを使用していた人は、期待感とは裏腹に撤退と余儀なくされたイーベイで手痛い
思いをしていて、日本においては、「イーベイはちょっと…」という過去の記憶が払拭されない感がある。




日本のネットオークションの歴史はちょっと変で、
世界最大手のイーベイはパートナーシップのミスにより日本のマーケットへの参入を一時見合わせた。

そして、今回、余りに妥当なヤフーとの提携である。


ネットオークション業界に対して新たな再編は必至だろう。


そして、その効果が見積もれるだけに、この流れを最も敏感に感じているのは、楽天かもしれない。




イーベイは世界の市場だ。


ネットはグローバルな世界と言いながらも、日本のネットオークションは、原則、日本国内のみで商品を流通させていたのみだ。


イーベイにより日本のネットオークションが世界市場に開かれたこの流れは、もはや時流を考えると必然であろう。



今後は、日本のサブカルチャー等世界が注目する日本の商品が、日本から世界にC2C、B2Cのオークションで流通する時代が来る。


個人レベルで、家電、車ではなくサブカルチャーの輸出が始まる。


イーベイはもはや馬鹿にはできない。
外国との取引の問題としては、言語、通貨、関税、流通、決済など様々なものが国内の取引に比べて懸念されるが、
今、イーベイは小額(代金の10〜20%程度)の手数料でその辺も「手軽」に代行するシステムがある。

実際に、サブカルチャーの輸出で稼いでいるつわものも以前いるのである。



特に留学経験のある人、言語に自信のある人はもちろんだが、最近はイマイチながらグーグル翻訳など無料翻訳ソフトもあるので、言語は最大の参入障壁にはならない。

ある程度海外旅行をたしなんでいる人なら是非挑戦したい。



今なら、先行者利益を得られるだろう。


こういうマーケットはリリース時が最もチャンスだ。
そして、リリース時の最大のチャンスから徐々に下降線をたどり、ブームで大衆化して、一気にその旨味は失われる。
と言う右肩下がり(横軸:時間 縦軸:旨味)の経過曲線が描かれるものだ。


株・投資などが最も好例だろう。



年内最後の大きなビジネスチャンスだろう。



因みにイーベイは今でも、決済代行、翻訳ソフトで湯質乳・関税・語学等専門知識を要しなくても大丈夫なほど整備されている。


ヤフーと提携されたら、もっともっと使い勝手が良くなる。
そして、一気に大衆化する。



限られたパイ。


ネットは公平な世界。だから、早い者勝ちなのであろう。


私も乗り贈れないように、準備しなければ…