アメリカに食文化と言う言葉はない・・・

カリスマレストランプロデューサーのフィルロマーノ氏の著書で、
(ちょっと古くて恐縮なのだが・・・)




アメリカに食文化と言う言葉は存在しない」



とあった。



日常消費の食という領域に文化などというものは無い。



日本には食文化が根付いていて、食の領域を当然文化として認知し、高い伝統と完成度をもった世界に昇華させている。



そうそう、アメリカ人は、合理的だし、なかなかそういう価値観て生まれないのも分からんでもない・・・と言う気持ちだ。



と、日本人として鼻高々に読書をたしなんでいたところ・・・



フィルロマーノ氏は、同じく深い食文化を持つ忠告人にも食文化という概念について聞いてみたところ。




なんと、中国では「飲食文化」というものがあるそうだ。



フィルロマーノ氏も「これには参った」と言っていたが、私も逆転負けをきっした気分で、自分の価値観の矮小さに改めて、大海を知った思いだった。



そして、よくよく考えてみると、日本の食文化も、既に概念としては食事と酒をたしなむと言うことからも「飲食文化」という領域には到達している。


ゆくゆくは表記も「飲食文化」となって定着するはずだ。



今日は読書して少なからず驚いたエピソードの紹介です。




今日は潜って、ヨットの船底掃除をしたのでこの辺で・・・