インド二大古典叙事詩「ラーマーヤナ」の言葉

今日の言葉はインド二大古典叙事詩ラーマーヤナから引用



「王冠は偉大さの象徴ではなく、義務の象徴であると心得よ」


ある聖仙は王子に言いました。



「高貴なる者の義務」、ノーブル・オブリゲーション
(noble obligation)として、中世の貴族などの為政者に支持された思想と同じ。


経営者も高貴かどうかは客観的に分かりませんが、経営者たるものの義務と言うものは少なからず存在するでしょう。


経営者と言う冠を偉大さの象徴とみるか、義務の象徴と見るか・・・
そこに経営者の人格を垣間見る事ができますね。


昨日、ある飲食店に勤める友人に会社の話を聞きました。
その会社の経営は無茶苦茶なのです。


なぜ・・・と思っていると、
そこのトップはある製粉業者の子会社で、天下り先らしい。


お偉方は、正直飲食店の経営など、ほぼ無知のようで、お店の文句も「米がまずい」しか言わないのか言えないのか・・・と本人が皮肉を言うほど・・・



正直、彼らは経営のイロハすら知らず、役員の派閥同士の勢力争いに尽力されているようです。
彼らには、「経営」というのは偉大で魅力的な王冠に見えるのでしょう・・・


私は少なくとも彼らには負けたくないと思った、そんな夜でした。