最大ではなく最適を目標としなければならない・・・

PFドラッガーの言葉



今日の言葉


「目標は空腹の根絶ではなく、飢餓の減少でなければならない。社会的機関は、実現可能な目標を必要とする。
やがて目標を達成したといえる実現可能な目標を必要とする。最大ではなく最適を目標としなければならない」


そして・・・



「目標を達成することができなければ、目標そのものが間違っていたか、少なくとも目標の定義の仕方が間違っていた可能性があることを認めなければならない。何度努力しても達成できない目標は、目標として間違っていると考えなければならない」





目標の達成のためには、何より設定する目標の妥当性が、重要なのである。



実現可能なものであれば、目標達成に関するモチベーションにも影響を与える。
「そんなゆるいハードルで目標を設定するのは、甘いのでは・・・目標と言うのはそれに向っていくべきもので
そのハードルは高いほど良いのでは!?」


とも、一見解釈可能であるが、夢(というか)と目標を混同している解釈ともいえるし、そもそも、ゆるい目標ではなく、達成するために具体的に手順がみえ、達成が現実的であることが要求される。



それは、目標とは、夢などそれを追いかけるプロセス自体を目的とするものではなく、
とにかく、それを達成することが目的だからである。



先の発想で「そんなゆるい目標、すぐ実現できたら、その後どうするの?」といわれたとしても、
達成したら、また、次の目標を設定するだけのことである。



目標は普遍のものではなく、発展的に可変するべきものである。



そもそも、「ゆるい目標は疑問」という解釈の人は、実は、目標を設定したり、達成したりということをした事が少ない人のセリフだと思う。


実際、過去の自分もそのような発想でしたので・・・




でも、目標は達成することに意味があり、達成することは、「それ自体を成す」ということ以上に自信につながったり、チームの結束として、同じ方向を向きやすかったり、達成が見えると言うことでモチベーションも上昇する。


何度も、目標を設定するのはめんどくさいし、可能な目標を考えるのもそんなに簡単ではありません。
そして、「もし、目標を達成できなかったら・・・怖い」なんて、


「負けるのが怖くて勝負しない(達成できないのではと怖いので、目標の達成をしない)状態」



に陥ることもありますが、目標は本来ドラッガーの言うとおり、非常にシンプルなものだと気付かされます。
経営本と言うのは、そうやって、色々な不安やエゴにより単純なものを複雑に捕らえてしまう物事を、
非常にシンプルに提示してくれるところがgoodです。



ですので、「これ知ってる」という姿勢で本を読むのではなく、もっと謙虚に、オープンマインドで読んで、
「なるほど」「そういう解釈すれば、もっと分かりやすいな」など気付きが多いと思います。



最近あっさりブログなので今日は、ちょっと、多めに書いてみました。