守銭奴か!?追悼スペシャル特番などに物申す!!

先日、「ZARD」のボーカル、坂井泉水さんが亡くなったそうです。


追悼の意を込めてということで、テレビやCD屋さんなどで特番特設コーナーが設けられるのでしょう。



でも、私は
追悼スペシャル特番は良くないと思う。
(このブログもある意味では特番ですが、世の特番に対してどうしてもアンチテーゼを提示したいと思いましたので、その辺の本質論はご勘弁頂きたい)



確かに、悪くも話題性といいますか、消費者の注目度が上がる時に、それに便乗して商品を露出させるため、特番を設けて、消費者の目の届きやすいところに置く。


きっと、消費者は故人への思い入れなどでモノを買うでしょう。



そして、それは、売上や視聴率を稼ぐという商売の王道ではあると言い切れるでしょう…


いってはけないことですが、ニュースにより宣伝広告費が0ですから、供給者としてはとっても売りやすいのです。




でも、私は、追悼スペシャルは人の道として、邪道であり、やってはいけないことだと思っています。



供給者側の言い分としては、



「きっと故人自身も芸能に生きた方だ。このようなキャンペーンで自分を中心としてにぎやかなことは結構なことではないか」


という視点で故人を激励しているのかもしれません。



でもでも、そのような営利要素が多分に見え隠れする事が否定できない反面、



『故人の遺族に対する配慮が全くなされていない』



点が私は許せないのです。





これを感じたのは、以前、岡田ファンファンこと、岡田真澄氏がなくなったときのことです。



亡くなってすぐ、故人が当時、司会をしていた番組や関連番組の特番が組まれました。



私は思いました


『こんな時期に、こんな故人をダイレクトに思い出させるような企画をしてしまっては、ご遺族の方も気持ちの整理もできないだろうし、お辛いだろう。なぜ、テレビ局はそんなことをするのだろうか?』


『もしかして、亡くなった事は、ニュースで日本中、誰もが知っている。そこで特番を組めば、再放送モノでも視聴率は、跳ね上がるし、再放送だから、準備もラクチンだ。これをやらない手はない…』



それって、悪い言い方すれば、故人をエサに営利をむさぼっているのではなかろうか!!??
私にはそう思えてなりません。


私にとっては、これは安易な商売であり、しかも邪道にみえます。
それは、例え一部でも特定の人間を不幸にする要素が濃いからです。



営利も結構なことですが、人が亡くなったときは、最も守るべき人間である遺族の方への配慮は、最優先すべきです。


だから私のジャッジは邪道となるのです。



近江商人の言葉に「三方良し」があります。「win-winの法則」です。
それらの鉄則を、貫徹できないと、貫徹しようと努力しないと、息の長い商売はできないと私は思っています。




今日の言葉


「商売人として、お客に対して配慮のない商売をしている奴を見ると頭にくるもんで…」




高橋がなり



同感です。商人には商人のプライドと価値観があるべきです。
私も誇りある商人になりたい。





最後に、酒井泉水氏を追悼し、ご遺族にお悔やみを申し上げたいと思います。