【伊勢丹】は百貨店の中で最も通販に近い!?
タイトル通り「【伊勢丹】は百貨店の中で最も通販に近い販売形態であると思う。
伊勢丹に学べ…と言うことで、アメ横に続き今度は伊勢丹の考察。
ってちょっと大げさですが、
ものの本によると伊勢丹では、まず、「売り場」のことを「お買い場」と呼ぶようにと
販売員を教育する。
この「お買い場」と言う言葉には「いくらで仕入れたのでいくらで売りたい」とか「いつまでに在庫を一掃したいからセールしたい」など売り手の都合で販売をするのではない。お客様の都合、目線を徹底的に意識する精神である。
そして、その精神を伊勢丹では「顧客起点」と言う言葉で表すようだ。
そして、そのテクニックというか接客などの精神は、非常に商人イズムに溢れている。販売員の行動の一つ一つが理に適っているのである。
通販もモノを買うまで触れない、FAXやインターネットで申し込むだけという非常に購買のハードルの高い高度な販売方法であり、お客様のためにと言う気持ちがあるのは当然、それを文面や写真で視覚的に伝達できなければモノは売れないのである。
通販でモノを売るためには伊勢丹くらい顧客起点を意識していけないのであり、ゆえに通販はその他の販売方法より高度であると私は思うのだ。
伊勢丹が多くの百貨店より1歩先んじている様に見える理由であると考えるが、伊勢丹が行っていることは商人としては当然のことである。
商売の基本は「モノを欲しい人のところへ持ってくるだけ」と言える。
シンプルに考え本質を見据えれば顧客起点は商人の必然である。それを日々の商いに忙殺されて、忘れがちになってしまう傾向がある中、その本質を見据えている伊勢丹には学ぶべきところがたくさんあるように思いますね。
今日の言葉はもちろん
「顧客起点」
お客様第一主義、の立場に立つなど色々な表現があるが、伊勢丹では「顧客起点」と言う言葉で、表現統一しているようだ。
伊勢丹の営業活動や、マーチャダイジング等のマーケティング手法にもその精神が伺える。
さすが、伊勢丹!!