値引きはジョーカー

と今日は大変不遜なタイトルですが、


必要以上の値引きはいけません。
適正な価格でお客様に商品を提供すべきです。
それは高くても安すぎもせず…と言うことなのです。

なぜなら、高い分にはお客様が損されていますので論外ですが、
安すぎる価格設定は、お店の体力が削られ、継続的なサービスの続行を不可能とします。
サービスが継続できないとお客様のアフターフォローなどのサービスもなくなってしまいます。

結果としてお客様もお店側も非常に不幸なスパイラルに陥る危険があるのです。


でも、多くの商店でその傾向は見られます。
値引きしないとお客様が買ってくれない。そう思い込み、
サービスや売り方の工夫を怠り、最も安易な値引きという一番やってはいけない手段に手をだし、
それが辞められなくなりつぶれていく…

お客様も最初はいいけどそのうち保証されていたはずのアフターフォローがなくなる。

そう、今年初旬起こった、耐震強度偽造のように値引きに訴え、お客様の満足度を購入時に満たしたとしてもその値引きは最終的に建て替えを余儀なくされるという結果を招く温床となり、その負担はお客様自信に跳ね返る。
アフターサービスなんかは当然ない。


モラルの観点からも、非常に悲惨な事件でしたが、商売の根本を考えさせられる事件として私の記憶に残っています。


で、今日の言葉は「値引きはジョーカー」ではなく…



「商人的工夫値引きに勝る」



商人である以上、自らの芸でモノを売らないといけません。
(仕組みでモノを売るのはビジネスマンだと私は思って線引きしています)


ゆえに、芸のない誰でもできる「値引き」を安易に使う人は商人として尊敬できません。



でもでも、値引きが良くないといってるんじゃないですよ…

他を試さず安易にやるのはダメ。私だって値引きは大歓迎です。
お店もお客様も喜ぶ値引きというものが世の中には存在します。



そんな値引き。あなたは信じますか!?


そして値引き以上にお客様が喜ぶ売り方やサービスをするお店を・・・