職人の名言

建材関係の職人と話すことが少なくない。



ということで、まだまだ建材関係には、職人気質の人が多い。


そんな職人は、
保守的で内向的な傾向があるものの、懐に入った人には徹底的に世話を焼いてくれる。


色々な技術煮に関しても「技術は盗むもの」
といいながら、それを盗ませる環境や、見てられない弟弟子の面倒を見る。


集団社会が成立していた。
西で言うところの「ギルト」と同じだと思います。


その職人が、あまりに色々有用なノウハウを、これまたある意味ライバルでもある人に
惜しげもなく披露するところをみて、教えられている人が恐縮して、



「なぜそんなに技術・ノウハウを教えてくれるのですか?」




と聞いたところ。



「技術はみんなのものだから…」



と答えたという。




私は、明確な師弟関係を持たず独立している。
(無論、色々な人に支えられてのことだが)



よって、技術・ノウハウは、今までの他の経験を転用するか、書籍やセミナーなどに頼っていた。
要するに、技術・ノウハウ・情報を金で買っていたわけです。



そして、いつのまにか、それに慣れてしまっている自分がいました。



あるとき、「有用な情報は買うもの」という固定観念まで自覚したほどです。
(ある程度正解ではありますが…)



最近は、経営者としての付き合いが、プライベートでも非常に多くなりました。
経営者として、後輩はいませんが、先輩が多数いて、色々な領域の師匠が目をかけてくれます。



私も、そのようなお付き合いの中で、
色々経営ノウハウを学んでいきたいと思うようになりました。



これは、自分が経営者として皆が持つ運営のノウハウを先輩から教えてもらいたい。
という欲求ですので、私も、経営に関して意識するようになってきたことのあらわれでもあるのでしょうか。


運営者から経営者へ、発展していきたいですね。