サッカー日韓戦の競り負けは徴兵制に由来する(持論)

実は私は、元自衛官であった。

分類上は志願兵であるのだが、兵役経験がある以上、徴兵制について語る資格があると思っている。



徴兵制。

東国原知事が今の若者を憂い、徴兵制による教育の有用性を口にした。
この発言、実は十年以上前、師匠のビートたけしも言っていた。


そりゃそうであろう。
昔から暴走族は「全国制覇」などと背中に刺繍を入れて国道を暴走するのだ。



それだけの元気があれば、治安維持国に派遣して、ついでに「全国制覇」の覇業でもしてこい。
そうすれば、治安維持国は人が足りなく困っているし、国道周辺住民は騒音から解放されるし、
暴走族は元気のはけ口を投入できて丸く収まるでしょ。というわけである。


シニカルな冗談だ。



さて、徴兵制に話を戻すと、軍隊は教育機関としては非常に秀逸である。
恐らくどんなところよりも…


私はかつて旅行で色々な国に行った。

行った国の中で徴兵制を採用する国として個人的に印象的なのは、イスラエルと韓国だ。
いずれも紛争中の国(挑戦は一様、休戦してはいるが、戦時中である)


イスラエルは、文化として非常に複雑なので、私も十分説明できる知識を持ち合わせず、軽はずみに発言を慎みたいので、エピソードは省略するが、お隣韓国について話したい。


韓国は徴兵制を採用している。


成人男性は、一定の年齢で、兵役を課せられ、役務に従事する。


軍では、集団生活、行軍、戦闘、運動、軍事知識の勉強、身の回りの整理など行う。


兵役はもちろん国民の義務であり、犠牲であるが…
これで、礼儀を知り、国民としての一体感を何となく韓国人はもてるのである。


サッカーの日韓戦で、圧倒的にプレッシャーに競り負ける日本と韓国の差は、この徴兵制に集約されると思う。


徴兵制の軍生活による、連帯、意志の強さなどそのギラギラした集団の意志は圧倒的である。
そして、「徴兵制」という中途半端な意志では到底採用できない、兵役という非常に重い義務を国民に課すことができる韓国の「姿勢」自体が圧倒的なのである。


残念ながら、今の日本は中途半端な国だ。
徴兵制の必要性というのはシチュエーションが違うが、徴兵制を採用する覚悟が為政者、政治家、国民にあるのか?


答えがNoであろう。
でも、韓国はそれをしている。日本以上の意志を持っているのだ。



だから、日本は韓国に競り負けているのである。



現状、根本的なマインドで日本は圧倒されている。

ぜひ、日本としてプライド、マインド、実力を高め、潔い武士の血統を伝えて生きたいものだ。




今日はちょっと若干思想的な話になったが、ちょっと右な方がこないだ仰っていた話を聴いてそういやそうだなと思ったことがある。


来年は平成20年。
そう、天皇陛下治世20年である。



結構エグゼクティブな方とお付き合いすると、意外と右という方が多くいらっしゃる気がします。
もちろん分別のある右ではありますが。
その辺の議論は私も軍経験者として非常にプラスに作用しております。


ありがたいことです。




ということで今日の言葉


「それは、執念深さだ」



創業社長が成功したその理由を伺った際、
ある人はいつもこの回答が帰ってきたという。


納得だ。
自分も執念深さをコントロールして継続発揮していかなくては…