上杉鷹山も山本五十六もジョンウッデンも同じことを言う…

知者は時として同じ橋を渡るという…


とは知る人ぞ知る名言ですが。





今日の言葉


言葉でどんなに教えても、本棚にある全ての書物を読ませても、若者にどうあるべきかを教えることはできない。
教えるものが身をもって示すことによってのみ、それは可能になる。

「元祖プロコーチが教える 育てる技術」著者:ジョン・ウッデンより引用



上の文章を読んで、上杉鷹山が述べて、その後山本五十六がアレンジした有名な言葉を思い出した。


「してみせて 言って聞かせて させてみて 褒めてやらねば人は動かじ」


(因みに、上杉鷹山ケネディ大統領、クリントン大統領が最も尊敬する日本人として、知られる人物である)



内容は確かに違う2つの格言だが、これらを組合せて考えると…
「教えるとは、言うだけや本を読むだけでは足らず、自分が手本を見せ、そして実際にやらせてみて(しかも結果に対してほめてやる)、その結果、教えるという行為が完了するのだ」


などと独自に解釈できるようになる。



多読として、1000冊ブックマラソンを通して、知識を広く浅くというのが今の私の読書のスタンスであるが、
色々な本の知識が、頭の中で組み合わさる瞬間が出てきた。


言い表すと、一つの格言を違う格言を引用して、異なる視点から解釈することができるようになることがある。
多読の成果と思いたい。



多読を終わったら、今度は1冊をじっくり読みたい(今もお気に入りの本だけ熟読しているが…)。



ある私の読書の師匠は、セミナーにて多読を進めていた事があった。こないだは直接でも、3,4日に1冊。月10冊程度をしっかり読むということをご教授頂いた。
(その人の本当のスタンスは、古典的名著を熟読し、しっかりものにするだけの事ができれば、成功はたやすい。と、それはわかる気がする)



読書を通して何を得たいかで、読書のスタンスは変わる。



私も読書という行為をそこまで考えてできるようになっているようだ。
前に進んでいないようでも、なんらかで前進はしている気がする今日この頃である(と信じたい)。