磯のカニとの対戦で学んだ重要なこと・・・

先ほどまで伊豆へのロングクルーズに行ってきました。



ヨットで帆走です。


天気もいいし・・・
伊豆はまだまだキレイですね〜


大満足でした。


楽しい方たちと一緒で、なかでも若輩なので、かなりキャラをいじられましたが・・・



ということで、ヨットを係留しての磯遊びに励んだときのお話。




ヨットにはコンロや七輪、ギャレーといって(キッチン)まで付いています。

そこで、我々は朝、貸しきり状態の入り江(錨泊ポイント)を物色し、そこから、そのお昼まで、シュノーケリング、釣りや磯遊び、手漕ぎボート遊びで遊びながら、サザエや魚釣りを楽しみ、収穫したものをそのまま、BBQするというパターン。



これが、結構取れるし、童心に返ってしまって、めちゃくちゃ面白い☆


で、そのとき。



私は一人で磯でワカメを掻き分けながら、サザエの収穫をしていました。
すると



ワカメの茎の陰にいきなり、20〜25cm位の大物のカニを発見。
(水中眼鏡で見ると実物よりかなり大きい効果もあるがでかかった・・・)



正直、ちょっと怖っ! って感じでしたが、ヨットのメンバーにこれを収穫したときの
獲物ゲットの賞賛がイメージできました。



もう一回確認して水に顔をつけてみてみると、やはりビック・カニ!!



まさに、これをゲットすれば、後々も語ってもらえるようなエピソードになるはずです。
しかも、そのポイントは、浅いところなので足場は良く、絶好のチャンスの到来です。


でかいし、凶暴そうだし、カニだし・・・



でも、ちょっと、でかすぎで収穫できるのか・・・


手を伸ばすのは正直怖い。


怖いけど、収穫したいという葛藤が数秒頭をよぎりましたが、カニは待ってはくれません。
獲るなら、今すぐ決断する必要があります。



私は、決断に迫られました。




で、私がとった行動は・・・



【足で踏んづけ岩と足の間で固定されてから手づかみで獲る】


という方法。


何で足!!??



情けない話、正直、最初手で触るのが怖かった・・・
だから、足で踏んで動きを封じたら手づかみしようと考えてしまったのです。



結果は・・・



もちろん、あえなく失敗。
カニを潰さないように、でもしっかりという微妙な力下限で、踏んづけたつもりでしたが、
カニの背中のぬるぬるの藻で滑って、カニは一気に逃げてしまったのです・・・


「しまったぁ! あ〜あ」


という感じでしたが、このとき
自分は正直「獲れなくてもいいや」と心の中で思っている自分がいたのです。


その瞬間、一人となった磯で、私は立ち尽くし、不意に「はっ」と気付きました。



余裕も無いくせに、勝てる方法を出し惜しんだので、その結果、私は勝てる真剣勝負に負けたのです。
真剣勝負には真剣に行うものです。




対戦相手のカニは真剣だったのに対して、私は冷やかしの対戦相手だったのです。
ゆえに、当然のごとく私は敗北したのです。



そして、更に、このカニ


私は「カニ=ビジネスチャンス」に置き換えると、今までのビジネスに対する私の不真面目な態度が
説明でき、しかも、未だに何だかんだ言い訳して、真剣に勝負に挑むことをしていない点もあり、
結果がでない(勝てない)のだと、



その穏やかな環境にふさわしくなく思ったのです。
(ちょっとアホっぽい話で恐縮ですが・・・)


これは、結構衝撃的な気付きでした(帰ったその足でブログにまとめるほどに)。



ビジネスチャンスは、待ってはくれません。見つけたと同時に、判断を迫られます。
そして、その方法を考えます。



はっきりって、この勝負圧倒的に私が有利で、私自身言うのも変な話ですが、両手で2方向からがっちりつかめば絶対に捕まえることは可能でした。


でも手を出すのが怖いと言うリスクを負いたくないためわざわざ足という、不自然な手法を使って獲ろうと思ってしまったのです。




   ビジネスも同じではないでしょうか?




勝つには、大小関わらずリスクを負う場面が少なくありません。
そこで、リスクを取れないと100%失敗すると言う時さえあるほどです。


リスクを負わないがために、不自然な方法論を採用してしまい、勝てる戦も勝てない。
そんな自分がいて、仕事においてその自覚が芽生えていたので、
ここから、自制して、真剣に色々考える時期を感じました。



とっても楽しく、とっても有意義なバケーションでした。


私はサイテーを自覚する事ができたこともサイコーでしたから・・・



そして、それらも、矯正して、絶対、成功してやる。
との気持ちも新たに持つ事ができました。



明日から、通常業務頑張ります。


今日は休暇と言うこともあり、ちょっとおふざけ、ブログでした。