チップについて

チップについて、あまり馴染みがない日本人の私は考えてみました。

私は今、ブエノスアイレスでかなりアッパークラスな方々とお会いする機会が持てました。
(それは、親友がそのコミュニティーにコミットできたからですが、その辺は別の機会に…)



チップはただ一般的な額を画一的にあげればいい。という考えは最悪です。



私と私の親友とあるとき、チップに対する見解が分かれたときがあります。



彼⇒気持ちのいい思いができた。その場所を提供してくれた人に感謝を込めて、チップを多めに払う。

私⇒そりゃそうだ。でも、チップは相手があってあげるものだ。相手が特段何もしてないのに多めにもらえるというのは、相手に対しても余り良くないのでは。



水をさすことをしてしまいましたが、クエンティン タランティーノのレザボアドックスのシーンのようにちょっとチップについて考えてみました。



また、上では触れませんでしたが、チップには投資的な効果もあります。

ものの本で読んだ内容ですが、


華僑富豪などは、チップも大変シビアです。
無駄なチップは絶対払いません。


でも、かなり大盤振る舞いする場所があります。


それは「よく来るところ」です。


つまり、よく来るところのスタッフに多額のチップを支払うことにより彼らの心象を良くして、
特別なお客様として扱ってもらうのです。

これは、効果があります。
そして、大富豪は、良いサービスやえこひいき、尊敬を引き出すのです。
まさに、Win-Winの関係です。


私の尊敬する華僑らしい非常に経済的合理性に適ったお金の使い方です。
そして、そのチップの考え方は、日本の富裕層やあらゆる国の富裕層が当然知っている
知識のようです。





支払った後、彼もこのチップの投資的な側面を理解していることを知りました。
彼は日本のアッパークラスの出身ですが、普段余りそんな素養は見せませんので、
ちょっとそこまで知っててやっているとは分かりませんでした。

だからチップを少なめにしたのです。


でも、投資するチップであったら、私の行為は間違いでした。
彼も、そのような素養が身についているようです。見直しました。



私は、チップの投資的側面のことは知っていました。
今はブエノスアイレス。その知識を活かす場所でもあります。

私も出入りさせてもらっている社交場やあらゆるマエストロ(名士)の方にプレゼントや
チップで自分の好印象や感謝の気持ちをアピールしたいと思います。


そのために日本から多くのプレゼントを持参してきたのですから…



また、書籍や聞いた話などの知識が現実の事実と交差するとき、
その知識はとても身に沁みます。


知識は知っていても価値はありません。活かさなければ。
今回のチップのような知識をどんどん活かして、実のある人間になりたいです。



今日の言葉


「チップは投資せよ」


ちょっとかっこつけて考えてみました。でもチップはコミュニケーションする上で
とっても大事な行為です。



ちょっと人間臭い話が主になりましたが、もちろんお金と共に感謝の気持ちを素直に添えることは言うまでもありませんね。