昨日の続き…
昨日の続きから…
「それに、今日本では親の方が子供や孫のスネをかじっているのではないですか?」
親のすねをかじる人間を非難する姿勢を違う角度から批判してみます。
といっても話は簡単です。
数年前よりずっと問題になっている国債や地方債の総額。
これを一人当たりにすると約800万円の借金になるそうです。
行政は通常税金を原資として運用しますね。
だから、あらゆる意味で公平な税制という制度があるわけです。
そしてその運用者は公僕たる公務員です。
しかし、その公務員の代表、かつ、国民の代表の国会議員は、短絡的な視野と自己とその野心のため
その原資を使い果たし、実際の行政業務に支障がでました。
そこで、公僕は天才的な手法を考案します。
税金が取れないのであれば、これから取れるであろう国民に課税するまで…
将来の国民を今の国家の運営のために搾取する行為=国債発行
国家の借金とは将来の世代からの前借の何者でもありません。
正確には将来の世代から徴収する税金を勝手に今あてにして、それを実際使っている。
超法的な世代間の不法行為です。
だって相手側の将来の世代はまだ子供。そんなの分かるはずも、それに対して民主的に
参政する権利すら持たないのに、勝手に負担を計上されているんですから。
アメリカの歴史でボストン茶会事件において「代表なくして課税なし」といわれました。
まさに、今の国の借金は、20代の代表権の持たない世代に課税する行為なのです。
近代国家における、すごいペテンです。
この行為はまぎれもなく
「子供のスネをかじる大人」
以外の何者でもありません。
以前あった「バブル経済」
しかし、それはいい思いをした世代がオブラードにくるんだ表現だ。
正確にはバブル崩壊後の10年は「先取りされた10年」といえます。
バブル期に崩壊後の
恐らくバブル期は、先の10年分の富がバブル期に集中したのであれだけの虚栄があったのでしょう。
単純にバブル期の富と崩壊後の富を足して2で割ったら、極めて平均的な日本の富の数値になるのではないでしょうか?
とにかく、バブルもそれを謳歌した世代が先の10年を生きなければならなくなった人たちを搾取した結果ではないでしょうか。
時には自分自身だったり、崩壊後の新入社員だったりを搾取していたのです。
でも、そんなこといいにくいですから「失われた10年」といった。
本当は先取りしていいとこ取りをしたのにそれでは角が立つから…
そうかんくぐってしまいます。
ある大物作家から閣僚に抜擢された人物はその大臣時代に、「しょせん経済はゼロサム」
というようなニュアンスをコメントしていたことを思い出します。
今日の言葉
「代表なくして課税なし」
その状況(代表権を持たせずに課税する行為)に追い込んだ背景を
考えるとある種の人間臭さが見えてくる気がします。