人マネと猿マネの違い

以前も述べたかもですが、



学生時代我々はカンニングをしてはならない行為と教育されました。


しかしながら社会にでてみると、最も有効な学習方法は「模倣」と言う名のカンニングであると思います。

先輩のテクニックをまねる、異業種からシステムを学ぶ、〇〇の広告を手本とする。



と、合理的・効率的に自己の成長を望むのであれば必須であることと言えます。



私も、それに気付いて依頼、目からウロコで模倣を積極的に取り入れています。



でも同時に、カンニングであっても、成功するカンニングと失敗するカンニングがあることを知ったのもこの時期です。




ただ単に上っ面だけを模倣した安易な工夫を持たないいわゆる「猿マネ」は一時的に効果があったとしても、淘汰されます。
なぜならその仕組みを使いきれるようにカスタマイズしていないし、安易なコピーができる以上、他競合もそれに習い、結局独創性が失われるからです。
(他にも理由がありますが)


(因みに、ここで言う学生時代のテストのカンニングはいわゆる猿マネですので、よくはありませんね。でもカンニングと言う言葉事態が私は嫌いですね)



それに対し、自分の業種に自分の使いやすいようにカスタマイズした模倣(カンニング)したものは、既に自分のオリジナルです。
そしてそのカスタマイズが自分のマーケットの顧客に自分の販売形態にマッチするように作用しており、ビジネススタイルとして確立しているのです。だから、継続するし、それだけクリエイティブな人はその仕組みの根底を理解しているので、逆境に対して乗り越えるだけの能力があるし、その模倣した仕組みにカスタマイズを加えることができるのです。
この域まで行く(模倣を最良としてオリジナルを築く)と人マネの域というか、世間一般ではオリジナルとさえいえてしまうものでしょうね。



あのクラッシック音楽の天才モーツアルトでさえ「オリジナルを作ろうと思ったことなんてない」といっていた逸話があるそうですので…



今日の言葉は省略しますが、そのように柔軟に合理的に思考を持っていかなければ、人生は短いですのでと焦る今日この頃です。


皆さん寒いですが、風邪など引かぬように…