エンデュアランス号漂流

いやー

最近はビジネス書が気になって、小説とか文庫を読まなかったんですが…

これは読めちゃいました。しかも睡眠時間も惜しまず一気に読めました。
面白かった。


内容は、実話で、20世紀初頭、かの大英帝国南極横断探検隊の漂流記で、タイトルは「エンデュアランス号の漂流(日本語訳)」。

南極大陸横断という偉業はならなかったものの、南極圏14ヶ月を漂流し、隊員28名全員を生還させた隊長のサー・アーネスト・ヘンリー・シャクルトンと同隊員の物語です。

南極の自然の凄まじさ。
それを克服し、乗り切る隊員のガッツ。
苦悩するシャクルトン隊長のリーダーシップ。

もんのすごすぎて、ありえない実話ですが、色々収穫ありの本でした。


読んでる私自身が、次から次に攻めたてる南極の自然の猛威に、「何でこのタイミングで・・・」「これで何回目だよ・・・」と読みながら憤慨している自分を自覚しました。
それほど自然の力の前に人間の力は無力であり・・・となかなか良書なのでご興味のある方は一読お薦めです。


で、当然今日の言葉はこの本の1ページにある言葉から。

「人間に不可能なことを成し遂げさせる何ものかに感謝を捧げて」


んーこれは本読んで、十分感情移入した後にこの言葉を聞くと・・・良いのだけれども・・・

彼らの困難に比べたら、私が普段思う不満は全く何てことないことと思い知らされますね。
ま、南極漂流と比較するのはおこがましい限りですが・・・