狩猟解禁日(11/15)なので、猪狩りにいってきました

先週末は、知人の親父さんがやっている
猪狩りに連れて行ってもらいました。


もののけ姫をみて、良く屋久島に行きたい、
という人はいると思いますが、私は猪狩りに行ったほうが、
もののけ姫の世界観は理解できると思いました。


そのくらい、「もののけ姫」な感じでした。
猪の迫力とか、獣道とか、人間対獣とか、
雰囲気しか味わってませんが、ぐっと実感できるものです。
(獣道はトトロの世界観も感じます)



(と、これ以降は、ちょっと過激な話ですので、
 いやな人はここまでにしといてください)




筑波山界隈の山奥に、罠で獲る猪狩り(シシ狩り)です。




泥んこだし、朝早いし、虫はいるし…
色々大変ですが。
(といっても私は随伴しただけですが…)



猪の通り道(獣道)の途中に、
足を引っ掛ける罠を埋め込み、


毎日見回りする…
引っかかってると、猪球という弾丸で狙撃し狩猟します。



今回は罠仕掛けに同伴しただけなので、
捕獲はありませんが、途中、雉(キジ)を見つけ狙撃してもらい、
即死、1羽捕獲です。


早速、腸を処理して、暖かいうちに毛をむしりました。


野生の生き物はすごくキレイです。
キジもキレイで、羽をむしるのはいやな作業でした。
しかも、ぬくもりがあります。


このぬくもりは、命のぬくもりなのだと直感しました。
命って本当に大切なものです。
逆説的に命の尊さを感じます。


殺してしまった以上、しっかり食べないといけない。
と思いました。



本当に残酷ですが、
普段何気なく食べている肉もと殺されて、処理されているものです。
この残酷なプロセスを知らずにそれを食べる方が、
私はよっぽど残酷な気がするのです。



肉は、部位です。
それは、牛でも豚でも鶏でも。
それらの動物を殺して得られるものです。

でも、殺すだけでは足りない。
血を抜き、腸を外し、腐敗しないように冷却する。
皮をはぎ、骨を外し、掃除し、部位にする。

ロース、肩、ササミ、レバー…



私たちは食育教育を受けていない世代です。
これからの、子供たちはこのような現実からも、
目をそむけず、食べ物の大切さ、命の大切さを学んで欲しいと
心から思います。




殺すことで、命を知る。
など相反する、行為のコントラストにより、
私は大切なことを学びました。



色々な意見があると思いますが、
私は、こうして学んでいます。



そして、心から山や獣が好きになりましたし、
食べ物と命に感謝できるようになった気がします。



また、いってきます。
キレイな自然に会いに。
そして、ちっぽけな自分を知るために。



キジはそのまま、つくばから横浜のマリーナに直行して、
ヨット仲間と鍋&スープにしていただきました。
(お呼ばれされたので、いきました)


ジビエ(野禽)の初物。
ありがたく完食。


臭みも全く無く、非常においしかったです。



親父さんにも報告せねば…