これ以上値切られない見積書が作れるように…

私の今の事業は、非常に粗利率が悪い。


そこで、今まで見積書にて、

適正な利益を割り込んで値引きしている事が原因と、
うすうす感づいていたので、そこを改善する事にする。


適正な利益を割り込むと言うのは刹那的(瞬間的)に

お客様の利益になるかもしれないが、

サービスを継続していく事業母体が、適正な運営費用をかけられないと


価格の安定化やサポートやリピートなどの将来のサービスに跳ね返ってくる。



「適正な利益」と言うのはジョカーのように便利な言葉であるが、

まさに、適正に利益を確保することは、お客様のためになることだと思う。


基本的に割引販売は、値引きで顧客満足を引き出す、

商人として最も、工夫のない売り方だ。

要するに商人としてサボっている状態なのである。



安いのであれば、それを十分にいやみなくコマーシャル・伝達し、

お客様が相場観を適正に掴み、そこで性能との価格比較をしてもらい、

お客様が費用対効果の観点より納得して、ご判断頂く。



と言う流れが、理想だ。


要するに商品に関する情報を、

購買の判断となる費用対効果が割り出しやすいレベルで、

お客様に伝達することだ。


因みにここにいう情報提供は、

かったるくてはいけないし、

誘導するような情報操作はご法度だ。



ということで、見積書というツールを使って上の考えを、

改善することにしました。


とは言え、今まで何の工夫もしていない見積書だったので、

本当に基本中の基本だ。


それは…

前フリが長くて恐縮だが、



単純で

『値引き前の金額と、値引き後の金額を明記する』




と言うもの。



いや、お恥かしい。今まで、こんな当たり前のことをやらずに、

ただ、費用だけを羅列していました。


値引きをしても、その値引き後の数値だけ記載して


「見やすく」などと、余計な配慮をしてしまい、


見積書の使い方を勘違いしていました。


見積書は、費用の見積りだけでなく、その契約の成約の材料となる

貴重な資料。

(もちろん上記機能も大切ですが…)




成約を見越した、お得感などを十分に伝達しなければ、


せっかく、勉強した数値でも、その後が見られず、

単に見積書に値引き後の数値を書いているようならば、



あいて担当者に、

「んじゃ、総額はわかったから、あと〇〇は単価で100円引き頼むね」




などと、値切られてしまう。


これは、見積書作成担当者の努力不足だと思う。


見積書も営業でシッカリ機能するように、


営業ツールとして少し洗練させなければと、


今月から運用改善の一つとして実行します。


今月も売上増を目指し、頑張ります。