止まっている時計は日に二度合う…

今日の言葉


「止まっている時計は日に二度合う」


秋元康氏の言葉です。



お分かりですか?
止まっていれば、時間が経過するから、そんな時計でも一日に2回は時刻が合う
(例えば、2時45分を指して止まった時計は、02:45と14:45に時間が合うわけです)
という意味です。


もうちょっと現実に即していうと、流行に関係なくぶれなく同じこと(もちろん優れたもので心底ほれたもの)をやり続ける人がいたとしましょう。



例えば「アルゼンチンタンゴ」 (私好きなので(わら))。


すると、世間の流行やブームが一巡したり廻ってきて、そのブームの先駆者となる。


その人は、先駆けでもなく、ただ、好きなこと、自分の基準で本当にいいと思えることをしていただけ…
でも、ブームはものすごいインパクトとなり、そこから、第一人者と認められ時代の寵児となる人がいる。


自らブームを創り出した感があるが…


浅田真央ちゃんとフィギュアブームとか。
卓球の愛ちゃんとか。




要するに、ブレずに同じことをしていると、流行の巡り合わせで、その領域が旬を迎えることがある。ということだ。
だから、自分が良いと思うものもブームじゃないとか、まだ歴史に認められてないとかいって、「やめちゃうのはもったいない、必ずブームは巡るし、自分の価値がそれを認めてるなら続けなよ」


と言うことをいっているのである。


そして、逆説的に、流行を追いかけている人を、こう批判する。


いつも流行の最先端にいるようで、流行から5分ほど遅れている。
世間の流行を追いかけるということでは、一生流行に追いつく事はできないし、循環する流行、巡り続けるブームの先にいることは不可能だ。
彼らは先駆者を目指し、一番先駆者になれない行動をとっている。


ちょっとしたジレンマがあるんですね。



この論、至極当然だと思いました。
私も、言葉で表現こそできませんでしたが、同じ思想を持っていた気がします。


私は最近、ビジネス書を読んでいると、自分では表現できなかったけど、筆者は流石に匠ですので、「言いえて妙」な「そう、それそれ!」見たいな思想にぶつかることが多い。


非常に多い。
私も経営者や、専門家の思想に近づきつつある兆候だと考えることにしてます。
(もっとも、それは外見上またく変化が無いので、そう思う自己陶酔も良いんじゃないかと思うし…です)




あと、ここの所キリンカップ・サッカーが連日ですね。ついつい見ちゃいます。
やっぱりあのオシム監督、すごいチームを作ってくれそうな気がします。

「え!?こんなスマートなパスできるの」「攻撃的だなぁ」と昔の日本代表、
のある種の「イケテナイ感」がリフレッシュしているようにも見えます。
(昔の代表を批判しているわけではありませんので・・・)

歴史にも「もし」はないけど、中田英寿がいたならどんな働きをして、チーム二度のように影響を与えるのだろう…と思いながら見てしまう人は少ない無いのでは…

特に私の世代。



あの人(オシム監督)の本もアマゾンで買ってみようかな…