激安ラーメン日高屋のオペレーションに学ぶ
昨日、激安ラーメンチェーンの日高屋にいきました。
私は味はそんなに好きではないのですが、外食産業における気付きが大変多いので、
ちょくちょく足を運ぶようにしています。
ということで、あえて12:10という激混みの状況で入店しました。
頼んだのはラーメンと餃子。
まずはどのくらいの時間がかかるだろうか(私の前には20人ほどオーダー待ちがあるみたいだ)?
と、15分程度で出てきた。
(と言うことは日高屋は1人前のオーダーに平均して30〜50秒位のオペレーションで済む仕組みにしているのか…)
もうちょっとかかると覚悟していたが、うれしい誤算だ。
にしても1人前を数十秒で仕上げる厨房のシステムが大変気になるところだ。
と、早速、ラーメンスープを口に運ぶと…
丁度いい温度。
70〜80度位だろうか…
猫舌ではない私であるが、来た瞬間に飲めるほどの温度。ということで
これもすぐに食べ始められて、食べ終わってもらって回転率をあげるというオペレーション
を感じました。
餃子も熱すぎない。
因みに私の事務所の近くの中華屋は、皆、必ずやけどするほど非常に熱いラーメン、と餃子がくる。
だから、この温度は偶然ではなくその辺を計算したオペレーションだと思う。
そして、私は余り日高屋のラーメンは好きではないといった。
それはなぜかというと、あの表面がピカピカでつるつるしたゴムのような食感の麺が苦手だからだ。
はっきり言っておいしくない。
あの麺、ちじれているのでスープを絡める事ができても、なんだか、麺がスープを吸うことはない。
吸わないので何だかスープとの一体感が感じられないのだ。
この表面ピカピカでつるつるの中華麺。他でも安いラーメン屋でよく見かけるが、
近所の中華料理屋にはなかなかない代物だ。
でも、あえてこのおいしくない麺を使うのは理由がある(と思う)。
それは、麺がスープを吸収しなくてゴムみたいだといったが、それはあえてスープを吸わないような麺を使う理由があるのだ。
と考えると「スープを吸う麺」=「のびる」ということで、全国チェーンで料理人ではなくバイトが調理するビジネスモデルの日高屋は、麺が延びるくらいなら、この麺を使おう。と最初からのびにくい麺を使い。どのお店のラーメンを同じ味を再現するようにすることに非常に気を使っているということが分かる。
因みにゴムみたいな食感なのは、これも湯で時間が多少(数十秒)、前後しても同じ食感の麺ができる、という味の安定のため生み出されたものだろう。
チェーンで経営者が最も気を使うこと…
それは商品の味ではなく、どの店でも同じ味が出せるという味の安定化にあるはずだ。
それを商品の規格化というのであるが、
私が、日高屋とかにあえて足を運ぶのは、このようなシステム、商品企画、オペレーションを洞察するためである。
色々気付きが多いお店である。
ということで、これはあくまで私見であるので、全く見当違いな指摘もあるかもしれない。買い被りもあるかもしれない。それはそれで恥かしい事であるが、それが今の私の洞察力の能力につき、笑って済ませていただきたい。
そして、最後におまけだが、食べ終わって、お金を払うときにレジに持ち込む伝票を、店員が机に裏返しにして置いてくれるが、そこには「ごゆっくりおくつろぎ下さい」とか何とか書いてあった。
ここまで回転率や薄利多売をビジネスモデルにしているのに、「ごゆっくり」といわれても…
と思わず失笑しながらラーメンをすすったのでした。
ということで、今日は間違ったら恥かしいけどあえて、こういう日々思う内容を掲載してみました。
今日の言葉は、内容にふさわしいものが見つかりませんで、なしです。
でも、これからちょっとアメリカズカップ(ルイビトンカップ)の情報を少し配信することにしました。
ということで前回優勝の防衛艇スイス(チームアリンギ)
最高にクール!!とにかく必見!!
http://www.youtube.com/watch?v=zcm6FmH9CYI
他のブログにも日本はアメリカズカップやそもそもヨットレースに対する国民的な認知が低く、海洋国家として残念という声をちょくちょく見ます。
マスコミの方も視聴者ありきでしょうが、潜在的な欲求を掘り起こすようなクリエイティブな任をになって頂き、
欧州では、サッカー並に盛り上がっている(らしい)、ア杯を盛り上げて宣伝して頂きたい。
だって、北朝鮮並みに情報入らないでしょ。
お願いします。
では