ブエノスアイレスの富裕層のを見た

今日は天気がよく。


ベストな一日でした。
tigreという街からモーターボードで、
私が行ったところは島が混在する川のようなところを通って、
ラプラタ河の支流を抜けて、モーターボートでクルーズ。


船内にはジャズ、タンゴなどムーディーな音楽が控えめに流れている。
エキサイティングとリラックスが混在した極上の気分だ。


ビール、コーラ、サンドイッチ
(こっちのおじさんがサンドイッチというととっても愛嬌があり私は好きだ)
を食べながら、水上スキーポイントまでクルーズする。


そして、河幅100m位のポイントで水上スキーにトライする。


ここの水はラプラタの水と同様茶色ににごっている。


エストロの息子にレクチャーを受け、友人と私がチャレンジ。

もちろん初動で、吹っ飛ばされる。
最初の立ち上がるタイミングが計りかねる。
しかもボートが通るたびに、波をかぶりこの茶色の水を飲まなければならなくなる。
「ぼぇ〜」


エストロが笑いながらいった忠告「コーラ(河の水)をあんまり飲むなよ」
といわれても、それは無理だった。

しかもアルゼンチンの硬水のミネラルウォーターに慣れてた我々は、その色は
ともかく、ラプラタの水は、ちょっとおいしく感じてしまい、笑う。


それは、ともかくとして、筋肉痛になりながらも7,8回目で何とか立てるようになった。
立てるようになるとそのスピード感を肌で感じる、風が自分を通りすぎる。
爽快でエキサイティングだ。ラプラタの風はちょっと寒いけど心地がいい。


ガソリンを大量消費する遊びであるが、病み付きになる気分も分かる。


散々遊んで、その後芝生の公園のような岸辺でリラックスしながらおしゃべりをする。
もちろん手にはコーラとビール、サンドイッチだ。


エストロに私は「肉じゃが」を作ってプレゼントした。
この「肉じゃが」はベジタリアンには好評な、ベジタリアン仕様の「肉なし肉じゃが」だ。
(この国はベジタリアン仕様を考えるのがちょっとめんどくさいが)


これを大変喜んでくれた。
もちろん器にも凝って私が、持参した日本の器もプレゼント。


しかも、この器はあの「キンショウバイ」の器だ(わら)。


日本で眠っていても、こっちの方には非常に喜んでもらえるプレゼントに変身する。
持ってくるのは大変だけど、それが報われる瞬間を味わうのは悪くない。
(ちょっとせこくないか?と仰る方もいるだろうが、こっちの方はそれでも十分喜んでくれます。寛容なのですから)


と言うことで、日も暮れ始める頃に、この岸を出発し、
ラプラタ河本流にマエストロが連れて行ってくれた。


そして、一面が開けたところでエンジンを切り

「look!」

あたりは水を打つように静まり、心地いいボリュームでスムージーなジャズが流れる。

視界には、空がオレンジと黄色に染まっている。水面にも風でキレイに模様ができ、
太陽のオレンジ色の残光を移している。


右手側に、ヨットの燈火に混じって、見える淡い光の群れは、隣国ウルグアイの首都モンテビデオだ。


そして、その反対の方角には南米のパリ、ブエノスアイレスの街がその光を煌々と放っている。


360度絶景だ。


さすがはイタリアの伊達男。マエストロ。ニクイ演出だ。



極上の一日はこうして終わった。





そして、クルーズ中に見たブエノスアイレス富裕層についても書くべきだろう。
その方々は、ラプラタの支流のように島々が10m間隔で浮かぶその島の岸辺にいました。


ジャングルのような川の岸辺を見ると、その茂みの中に、シンプルで重厚な家が立ち並び、マリンスポーツやアルコールを楽しんでいる…
大変リラックスしている様子だ。


そしてそれらは、ブエノスアイレスに住むアルゼンチン富裕層のセカンドハウスだそうです。

彼らは恐らくブエノスアイレス郊外の重厚な一軒家に住み、週末は車で1時間程度のこの場所で水遊びや家族との時間を楽しむ。
もちろん、ボートやヨットなどのクルーザーを所有し、友人を招待してアサード(BBQ)したり、
アルコールは必須だ。


私が行ったハーバーはちょっとしたスラムを抜けていくのだが、その、ラプラタに浮かぶ島々という富裕層の高級リゾートの治安は極めて良いようだ。
ブエノスアイレスのウルトラリッチ達が志向する場所なのだから。



正直、これ以上ないくらい羨ましい生活だ。




南米の富裕層を私は甘く見ていたと痛感するショッキングな事実でした。
私の友人もだそうです。


そして、そこで思うに、この辺になると大分ヨーロッパ車が目立つものの、
東京の車事情とは比較にならないほど、最新の車は少ない。


が、


船を見ると、特に新型のクルーザーがたくさんあって、しかも
「え、これ個人で所有してるの?」というサイズの大型クルーザー
など、関東近郊のマリーナと比較してもその質量共に逆転する。



さすが、港町ブエノスアイレス





今日の言葉は昨日に続き、スピリチャル第2弾です。


「過去は問題ではない。これまでダメだったからといって、それは今日これからすることとは無関係だ。今日することが明日からの運命をかたち形づくる」


そう、今日だって想像できなかったようなすばらしいことがあったことだし…



私の友達とamigoなマエストロ、その息子に感謝!!!